浅草の中央部に1店舗目を出店され、その次店舗となる墨田区の本所吾妻橋に新たな店舗の内装工事を行いました。今回も前回同様にデザイン・設計・施工と全て関わらせて頂きました。
ここ数年、マシンや器具が置いてあるだけでトレーナー不在のジムが急激に増えています。まるでファストファッションが流行ったかのように最初は気に入るが飽きたら捨てる”使い捨て”が増えるのではと懸念しています。
そんな中での次店舗の内装工事となり、他のトレーニングジムとは違い「まるでジムでないような」内装となるよう心掛けました。「ブランドショップ?洋菓子店?カフェ?」と思わせる色合いや仕様にしています。流行りのデザインとならないよう飽きの来ないデザインにする事で通って頂ける方にも長く親しんで頂ければと願っています。
部材はなるべく”本物の素材”を使用しています。よく内装で使われる「木目調のプリント」「コンクリートっぽい壁紙」などニセモノは極力使わないようにしています。木やコンクリートなど本物の素材を使う事で長年使うと色合いや風合いが変わってきます。それも含めて素材の良さではないかと思います。
このトレーニングジムを利用される方にとって「ここに通う事がステータス」となればいいなと陰ながら願っています。
風により揺れるストリングカーテン。光が当たり様々な影を映す。
完全に壁にして間仕切るのではなく、空気の行き来する緩やかに空間を仕切る。
無人店舗とは違い、入口に入ると受付でスタッフがお出迎え。
当たり前のように会話が生まれるが、リモートが浸透したこの時代には貴重な機会かも。
木板・セメント板・木毛板を店舗サインにデザイン。
建築現場で使用する床や壁の下地材も考え方ひとつで”主役”になれる。
店舗や住宅において、個人的にトイレを重要視しています。
トイレが汚れているな否か、常に整理されているかでその店舗や住宅の”健康状態”が変わってきます。
シンプルな美観で清潔感のあるデザイン、落ち着く場所となるよう心掛けています。
パーソナルジムはなかなか気軽には入りづらいもの。内部が見えないと何かと不安要素が増大するもの。
なるべく中で何をやっているのか見えるように計画。かつ完全に見えないようストリングカーテンで仕切っている。
入口や待合スペースは外から見たら全くトレーニングジムには見えない。棚には洋菓子やバッグ、アクセサリーなどが並んでいてもおかしくないような内装にした。
スカイツリーの近くで昼夜共に人通りが多い。
年齢・性別問わず、気軽に入れるような入口デザインにしている。
照明は必要なところに必要な照明を配置。なるべく陰影の出るように計画しています。
受付・待合スペースとトレーニングスペースの明かりの色は変えており、メリハリが付くようにしている。
■ TOKIEL ホームページ:https://tokiel.jp/
■ 店舗ページ:https://tokiel.jp/location/honjoazumabashi-oshiage/
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建物種類:店舗(パーソナルジム)
住所:東京都墨田区吾妻橋3-6-15 サンサーラ吾妻橋マンション104号室
店舗面積:約47㎡
設計期間:約2ヶ月
工事期間:約2.5ヵ月