2024年3月2日 【施工中】床下にシロアリ被害

東京都足立区の昔から大変お世話になっているお宅の床下からシロアリが発生しました。

気付いたキッカケは立掛けてあった襖戸。数枚重ねておいてあり、その襖と襖の間にシロアリが入り込み襖戸の下地になっている木部を食い散らかしていました。その襖が置いてあった畳も同様に被害を受けており、その畳の下をめくると床下もボロボロに・・・。

他の部分の畳をめくるとやはりダメでした・・・。

原因はやはり湿気ですね。昔の建物は床下は土です。雨が降ったり梅雨時期などは土から湿気が上がってきます。木は湿気にとても弱く、乾燥しているからこそ強度が出ます。湿気を含むと木部が柔らかくなるためシロアリが食べやすいようです。

写真はお見せ出来ませんが畳をめくるとシロアリもたくさんいました・・・。

またこの土の線はシロアリが移動した道です。地面から線が何本も出ているのはそこから出てきた証拠ですね。

虫食いでボロボロになった床下地を撤去して補強・交換して全面に防蟻・防腐剤を塗布しました。「エコボロンPRO」という人間には無害の防蟻防腐材を当社は使用しています。

下地補強後、土から湿気が上がって来ないように防湿フィルムを全面に敷き込みました。この後、コンクリートを打設する予定です。これで湿気は床下にこもらなくなります。

床下からの湿気だけではなく、古い建物で雨漏りしている家は木部が濡れて同様に湿気が溜まってしまいます。

木の部分が段ボールのような状態になっていたらシロアリの被害を受けています。また気付かぬうちに小さい穴がいくつか開いていたらそれも白蟻が入り込んだ可能性もあります。被害が大きくなる前に早めに対処しましょう。