株式会社牛久工務店一級建築士事務所

2025年9月27日 費用帯別で実現!マンションリノベーションで「理想の暮らし」を叶えるための予算計画

1.予算への不安を解消!専門家が教える費用帯別リノベ計画

近年、都内では土地の価格が高騰化しています。やっと行政も危機感を感じて動き始めそうな気配はありますが、まだまだ価格への影響には時間がかかりそうです。

その中で戸建てではなく、マンションのリノベーションに注目が集まってきています。

  •  ・「中古マンションを買ってリノベーションして住みたい」
  •  ・「長く住んできたマンションがあちこち劣化してきたのでこれからのためにリノベーションしておきたい」

など理由は様々です。

でも実際にリノベーションと言っても工事にいくらかかるのか?全くわからなくて不安に思っている方が多いですよね。ニュースなどでは悪徳業者の話なども出ているので、なおさら不安に感じていると思います。

「リノベーションに興味はあるけど、いくらかかるか分からない」「予算オーバーが怖い」不安に思われている方でもこのコラムを読めば皆様のご予算で何が実現できるのか一目でわかります。

我々工務店から見る費用帯別で実現可能な工事内容をご紹介したいと思います。

我々は自分たちで設計デザインして、もちろん見積も行います。実際の工事も行っておりますので、専門知識や現場経験が豊富です。よくある営業マンがやっているようなリノベーション会社とは全く違います。

設計士と現場のプロ視点から費用帯別のリアルな実現内容をご紹介します。

2.リノベーション費用のよくある話

当社は自社で設計施工を行いますが、他社の場合は下請け業者に丸投げして工事を行うところもあります。その場合は元請け会社がフィーを取って下請け会社に安く依頼するため、下請け会社は利益を出そうと試行錯誤します。そういったところに手抜きや問題工事が起こってしまう事があります。

また「工事着工後に高額な追加費用を迫られてしまった」という話も他から何度か聞いた事があります。確かに解体をしないと見積時では分からない部分は多々あります。

ただ我々は現場も経験しているため事前にある程度予測が出来ます。なので起こり得そうな追加費用は予測で「予算組み」として見積計上しています。見積額面だけ見て「高い」か「安い」かでリノベーション会社を決めてしまうと我々のように「予算組み」としてかかりそうな費用を予め計上していると「高い」として思われてはじかれてしまう事もあります。

それでも予め予算計画をしておいた方がお客様のためになると思いますので、この方法でご提案しています。もちろん予算組みなのでそこまで費用が掛からない事もありますので、その場合は最終金額で調整しています。

3.【費用帯別】「理想の暮らし」を実現するリノベ内容

リノベーションの費用はもちろん工事の内容によって変わってきます。同じ工事内容でもグレードや仕様によっても金額が変わります。またそのマンション自体の築年数によっても変わることがありますが、古いマンションだからと言ってそこまで大幅に余計な費用がかかる事もないです。

元々住まわれていた方がどうやって使っていたかが問題ですね。綺麗に使われていれば既存を残しながら予算を抑える工事も可能です。あまり換気もされずに使われていると部屋中カビだらけになっている場合もあります。その場合は大幅に工事をしないといけないので費用も増えますね。設備関係も故障したまま使っている場合には交換も必要です。

逆にフルリノベーションする場合には全て解体して好きなように間取りを変えられるので配管や配線等もほとんど新しいものに交換する事が可能です。

では実際に大まかな費用帯別に分けて実現可能な工事内容を記載してみます。ざっくりとした目安になればと思います。

費用帯A(10万〜50万円)【部分補修】故障・劣化箇所の小修繕
費用帯B(50万〜100万円)【設備交換】トイレ・給湯器等の交換と部分内装
費用帯C(100万〜300万円)【表面一新】全面クロス貼り換え・水回り単独交換
費用帯D(300万〜500万円)【水回り一新】
~現在の間取りを活かした快適な暮らし
間取りを活かした水回り全体更新
費用帯E(500万〜800万円)【間取り改善】
~暮らしに合わせて間取りを改善する暮らし~
水回り更新に加え、可動間仕切り等を用いたLDK拡張・収納新設
費用帯F(800万円〜1200万円)【全面フルリノベーション】
~間取りからゼロベースで設計する理想の暮らし~
配管移動・断熱性能向上を含むフルリノベ

4.予算オーバーを防ぐためには

リノベーションの打合せを進めていくうえで、「やっぱりここも交換したい」「こっちのグレードにしたい」「この機能も増やしたい」など、どうしても良いものに目が行ってしまいトータルで予算よりオーバーしてしまうお客様が多いです。予算を抑えながらリノベーションするのもとても重要です。

■予算コントロール術1

  •  ・「何を優先するか」の明確化
  •  ・機能性、デザイン性、予算のどれを最優先するか
  •  ・1期工事(例:水回り)、2期工事(例:内装)と分ける事も検討

予算コントロール術2

  •  ・設備の賢い選択
  •  ・シンプルな色合いの面材を選びグレードを下げる
  •  ・本当に必要な機能かどうか見直す

予算コントロール術3

  •  ・効果の高い工事に集中
  •  ・節水や断熱効果のある内窓設置など、機能に直面する部分に予算を投じる
  •  ・壁紙などは安価なシンプルなものでも色合いを検討すれば上品に見せられる
ユニットバス施工中
第1期工事として洗面所と浴室のみ工事を行った。

5.無料相談・内見同行

色々とご紹介しましたが、実際に一つ一つ自分たちで検討していくのは検討大変だと思います。まずはお客様のご予算を我々設計士にご相談ください。まだ検討中の方でもお気軽にご連絡ください。

6.予算に応じた「理想の暮らし」でより豊かな生活を

リノベーションは単なる改修ではなく、これからの生活を創り上げるイベントだと思います。ご夫婦やご家族で「あーでもない、こーでもない、こっちがいい、こういうのがいい」などと様々な会話を交わしながら創り上げていきます。毎日忙しい生活の中で一つの事に対して意見を言い合うのも良い機会なのではと思います。
そして数年後、たくさん悩んで検討したこのリノベーションが良い思い出にもなると思います。

無事にリノベーションが終わり、今までよりもより豊かな生活が送れるよう願っております。

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