工場のあった場所に新たに建てられた2棟の共同住宅。当社が手掛けたのはそのうち1棟。もう1棟は大手ハウスメーカーが建てられました。街では建売住宅やワンルームアパートが乱立する昨今、他との差別化を図れるよう我々”牛久工務店”なりの共同住宅を設計施工しました。

外観はシンプルにまとめ、流行りとならないよう新しくも古くもならないようなデザインに。道路から建物エントランスまでのアプローチも植栽と共にゆとりのある空間に。

内部は床に無垢のフローリングを使用しています。アパートなどの賃貸だと一般的には安価なプリント系フローリングやシート系がよく使われます。古くなったり汚れや傷が増えれば貼り替えるという考えが多いですが、無垢フローリングはその汚れや傷も”風合い”となり”劣化”と感じさせない長く使い続けられる本物の素材です。削りなおせばまた元の風合いに戻ります。なにより自然のモノにふれあいながら生活できるのは賃貸アパートではなかなかないと思います。

各部屋の玄関入った入口廻りも一般的な賃貸アパートとは全く印象が違ったつくりとしています。既製品のシューズクローク等ではなく造作でつくった靴置き場と間仕切り壁で少しでも広くスッキリと見えるようデザイン的に工夫しています。

“外”からも”内”からも、パッと見た時に「他と一味違う」と思われるような建物を我々は心がけています。